ただのアニソン感想ブログ

主にアニメソングの感想を書いていきます。

アニソンの感想など #29

14年秋クール(6)

・Le jour / 佐藤聡美  
-失われた未来を求めて / OP
□作曲:善智 □編曲:菊谷知樹
☆☆☆☆☆
6/8 拍子の OP 曲は意外に少ないもので、1 クールに1 本あるかないかという程度です。
その中でもこれは・・・とても良いです。
これまで今秋クールの曲を聴いた中では、一番の出来だと思っています。
「夜空」と「少女」をモチーフにした演出と相俟って感動的。
序盤のシリアスからサビの爽快感すら感じるメロディラインとの対比がまた素晴らしいです。
ストリングスの裏で鳴るブラスも効果的です。
ちゃんと聴いたら改めてまた感想を書きたいなあ。

 

・明日また会えるよね / 高田初美  
-失われた未来を求めて / ED1
□作曲:川添智久 □編曲:川添智久渡部チェル
☆☆☆☆
作曲は LINDBERG の川添さん・・・ちょっとびっくり。
曲のシリアスな雰囲気が好きです。
こういうメロディアスな楽曲って、10代の頃はあまり興味を持たなかったのですが、
20代半ばになって良さがわかるようになると、好んで聴くようになりました。

 

・ギミー!レボリューション / 内田真礼  
-俺、ツインテールになります。 / OP
□作曲:田淵智也 □編曲:やしきん
☆☆☆
速いテンポで裏拍の多い、ピアノが特徴的なノリの良い曲。
悪くないです。
でも、もうちょっと変化というか、何かほしかったような感想です。
映像は、動きのぎこちなさとかとってつけたようなシンクロとか、
低予算アクションらしさ(?)満載。
そういうB級なの好きな人にはいいんじゃないですか。

 

ツインテール・ドリーマー! / ツインテイルズ  
-俺、ツインテールになります。 / ED
□作曲:papiyon □編曲:papiyon
☆☆☆
きわめてシンプルに、このアニメのテーマを盛り込んだ ED 曲です。
これはもう完成系だなと思いました。
アクションにツインテールは全く関係ないじゃんと思わなくもないですが、
それはこのアニメの核心なので言わないお約束か。

 

・ideal white / 綾野ましろ  
-Fate/stay night [Unlimited Blade Works] / OP
□作曲:Carlos K.、Toshi-Fj □編曲:Carlos K.
☆☆☆☆
ボーカルがかなり「押して」きます。
なかなか良いです。
蒼井エイルさんの曲をはじめて聴いたときの感覚に似ている。

 

・believe / Kalafina  
-Fate/stay night [Unlimited Blade Works] / ED
□作曲:梶浦由記 □編曲:梶浦由記
☆☆
安定の梶浦さん。

アニソンの感想など #28

14年秋クール(6)

・エクストラ・マジック・アワー / AKINO with bless4  
-甘城ブリリアントパーク / OP
□作曲:鴇沢直 □編曲:鴇沢直
☆☆☆☆
意外な人選!
京アニ作品の主題歌ってどうやって決めてるんだろう。
けいおん!」で若手の作曲家(Tom-h@ck さん)を起用したり、
たまこまーけっと」でほとんど新人の洲崎さんに OP/ED を任せたり・・・
そういえば同作では商店街がまるでテーマパークになったかのような OP でしたが、
こちらは正真正銘「魔法の国」なので、
同じように疾走感あふれる、爽快な曲になっています。
京アニ特有の Full HD による華美な映像に視聴者が慣れてきてしまっているのは
若干怖い現象である気もしますが、
それにしても絶対的に見て非常に魅力的な「映像作品」だと感じます。
何回かクラップと映像のシンクロが入っていて、効果的なアクセントになっていますが、
楽曲製作側主導なのか、それとも映像製作側の指示なのか、ちょっと気になります。

 

・エレメンタリオで会いましょう! / BRILLIANT4  
-甘城ブリリアントパーク / ED
□作曲:宅見将典 □編曲:宅見将典
☆☆+
コンセプトはよくわかるのですが、ちょっとインパクトがないかなと。
なんかキャラソンというか、c/w に入ってそうな曲だと思いました。
どうしても無意識にこれまでの京アニ作品 EDと比較してしまうから、
それがいけないのかもしれないです。

 

・Seven Doors / ZAQ  
-トリニティセブン / OP
□作曲:ZAQ □編曲:ZAQ
☆☆☆
ZAQさんがふつうの曲を作ってる!
これは個人的に「当たり」です。
当たり外れの触れ幅が大きい作曲家さんだと思いますが、
そこが逆に良いところだと思います。

 

・BEAUTIFUL≒SENTENCE / メイガス・トゥー  
-トリニティセブン / ED1
□作曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
☆☆☆+
映像かっこいいなあ。
関係ないけど、文字を使った演出なんか、「レンタルマギカ」OP を思い出しちゃった。
演出の浅野勝也さん・・・「ぽてまよ」OP 演出の方ですね~。
曲のほうも、思っていたよりずっと良かった。
「恋空リサイクリング」「ウィッチ☆アクティビティ」ときてかなり「構えて」いたのですが、
こんな魅力的な曲になるのかと。

 

・漆黒を塗りつぶせ / 野水伊織  
-棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE / OP
□作曲:manzo □編曲:manzo
☆☆☆
1期 OP よりはこちらのほうが好きです。
かっこいいし。
ピアノの使い方がギターの人のアレンジだなと思いました。
ギター主体のロック寄り、途中で拍子が変わるあたりは、
前の OP 曲を踏襲したスタイルになっています。
ただ、決して主張しすぎることのないバイオリンがなかなか良いです。
こういう曲に目立つソロのバイオリンを入れるのはあまり好きではない
(例えば、「輝跡 -kiseki-」「月導 -Tsukishirube-」あたり・・・)
のですが、この曲みたいなのだったら逆にいいなあ、と・・・
微妙な見せ方の問題かもしれませんが。
歌はちょっと個人的にマイナスポイントです。
結局ここで致命的に「典型的なアニソン」になってしまうんだよなあ。
映像は一見テンプレート的ですが、意外と見所が多くて良いと思います。
ロゴの出し方がおもしろい。

 

・ワタシハオマエノナカニイル / coffin princess  
-棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE / ED
□作曲:manzo □編曲:尾澤拓実
☆☆+
こちらも、1期 ED よりはずっと好きです。
構成とかいろいろ、このアレンジャーさんの曲では「いつも通り」だけど、
以前の曲を聴いてきた中で毎回感じた単調さとか、がっかり感、
そういうのを今回感じることはなかった。
ただ、歌はイマイチだと思ってしまいました。
むしろ、インストだけのほうが良いのでは・・・?
うーん、牧野由依さんとか、歌手としてかなり好きなのですが・・・

アニソンの感想など #27

14年秋クール(6)

Stargazer / Larval Stage Planning  
-天体のメソッド / OP
□作曲:高瀬一矢 □編曲:高瀬一矢
☆☆☆+
イメージとしては、「おねティ」とか「あの夏で待ってる」とかに似た感じ。
I've だからとか、湖という共通点もあるかもしれないけど。
これは落ち着いた曲なので、LSP と聞いて「バカテス」や「ハイスクールD×D」を
イメージすると拍子抜けです。
Ray さんの曲も同じだけど、キャッチーなリフレインがあるわけではないので、
強烈なイメージを残すよりむしろ、何度か聞いてしっくりくる曲だと思います。
最近良く聴く大人な I've で、なかなかいいと思いました。
でもメロディライン、サビ後半の裏拍で刻むあたりが違和感というか、
ちょっと気になります。
映像演出は迫井さんだけど、なんとなく井出安軌さんっぽい感じがしました。

 

・星屑のインターリュード / fhana  
-天体のメソッド / ED
□作曲:佐藤純一 □編曲:fhana
☆☆☆☆
良いです。
リズムというかバッキングが私の好きな 90年代の J-POP っぽい。
えーと、アニソンで言ったら fripSide みたいな、と言うべきか。
でもストリングスのアレンジなんかすごく今時っぽくて、おもしろいですね。
fnaha の良いところは、常に fnaha としての個性が楽曲に
はっきり現れているにもかかわらず、
毎回飽きさせることのない完成度の高い曲になっているところだと感じます。
共通して言えるインストの特徴では、たぶん、
ドラムスがいちばん曲の個性を形作っているのかな。
でも、アレンジのセンスも好きだし、ハイトーンなボーカルも好きです。

 

・銀閃の風 / 鈴木このみ  
-魔弾の王と戦姫 / OP
□作曲:鈴木ヤスヨシ □編曲:鈴木ヤスヨシ
☆☆☆
絶対「進撃の巨人」を意識しているでしょう。
曲も映像も大真面目に戦争モノを目指しているわけだけど、
シリアスの中でアホみたいに露出の多い「戦姫」が出てくるたび、
雰囲気作りの足を引っ張ってるだろ、と思わざるを得ません。
うーん、まあそういう設定だから仕方がないのだけれど。
そのへん、戦記モノでいうと、「うたわれるもの」なんか良くできていたなあと・・・。

 

・Schwarzer Bogen / 原田ひとみ  
-魔弾の王と戦姫 / ED
□作曲:片山修志 □編曲:片山修志
☆☆☆+
盛り上がりが良いですねー。
歌はともかくオケは完璧。かっこいい。
今時のアレンジだと4つ打ちにしてしまいそうなものですが、
そうでないあたり好印象です(これは好みの問題)。
あと、映像がきれい。

 

・Determination / LASTGASP  
-弱虫ペダル GRANDE ROAD / OP
□作曲:岡田勇希 □編曲:LASTGASP
☆☆☆+
最初のOPと同じくらい良いと思っています。
映像にあれ?と思いましたが、演出がシャフトの鈴木利正さんだと
スタッフロールを見て納得です。

 

リアライズ / ROOKiEZ is PUNK'D  
-弱虫ペダル GRANDE ROAD / ED
□作曲:ROOKiEZ is PUNK'D
☆☆☆
最初のOP歌っていたバンドの再登板ですね。
初めのころと違って、超能力バトル自転車アニメになってきましたが、
歌の内容はまさにこのアニメの原点ではないでしょうか。